伊藤潤二作画の怪談えほん『こっちをみてる。』が2024年2月に発売

来年2月、伊藤潤二作画の絵本が発売されるそうです。これは楽しみ!

「怪談えほん」とは?

岩崎書店の「怪談えほん」は、怖い絵本ブームの火付け役として知られている人気シリーズ。わたしは1冊も読んだことがなかったのですが、過去に出版された作品を見てみると
・『いるの いないの』京極夏彦(作)町田尚子(絵)
・『マイマイとナイナイ』皆川博子(作)宇野亜喜良(絵)
・『おんなのしろいあし』岩井志麻子(作)寺門孝之(絵)
などなど、そうそうたる顔ぶれです。大人が読んでも十分楽しめそうだし、子どもに読んだら英才教育だなあ~。

コンテスト大賞受賞作を伊藤潤二が絵本化!

『こっちをみてる。』書影

今回の新作『こっちをみてる。』は、2017~2018年にかけて公募された「怪談えほんコンテスト」の大賞受賞作を絵本化したもの。

作者のとなりそうしちさんは応募当時26歳で、なんと文学賞への応募は初めてだったそうです。初応募にしていきなり大賞受賞、しかもホラー界の巨匠に絵を付けてもらえるなんて夢がありますね。

公式ページに記載されているあらすじはこんな感じ↓。

雲、木、机の傷、窓から見える家、そこらじゅうに顔がある。でも誰も気づいていない。やがて顔はぼくだけを見るようになった。学校でも家でも公園でも、顔はぼくだけを見てる。

となりそうしち(怪談えほんコンテスト大賞受賞作)と伊藤潤二が描き出す、叫びたくなる恐怖の世界。

岩崎書店公式サイトより

わたしも天井の模様とか木目が顔に見えるときがあるけれど、そういう感じのホラーなのかな。ちなみにモノが顔に見えるのは「パレイドリア現象」っていう心理現象らしい。これ豆な。

絵描き・絵本作家で伊藤先生の妻でもある石黒亜矢子さんはこんなポストしてました。

トラウマ級の絵本、発売が楽しみです。うちの3歳児に読み聞かせるには間違いなく早そうだから、いまは大人用にポチっておこう(笑)。

書籍情報『こっちをみてる。』

著者:となり そうしち 作 伊藤 潤二 絵 東 雅夫 編
発売日:2024/02/29
判型・ページ数   :A4変・32ページ
定価:1,760円(本体1,600円+税)

公式サイト https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b10040159.html

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