Netflix『呪詛』みたよ~ 犬は無事です

暗闇で目が光る山羊もかわいかった Photo by Virginia Long on Unsplash

Netflixの台湾ホラー『呪詛』観たわよ。先週末に感想書いてたのに寝かせてしまった。めちゃ良質なアジアンホラーでした!

感想

台湾映画をまともに観たのは多分これが初めて。ジットリ不気味な雰囲気が大変良きでした。登場人物のカメラで話が進んでいく上、自分が日本人だからかアジア映画は洋画よりもなんだか没入感ありますな。

そして祭壇とかのセットがたまらん。零とか日本のホラゲー好きな人には刺さる絶対。ただし、ビックリ系描写&虫&子どもが苦しむ描写あるので苦手な人は要注意です。

ホラーにおけるビックリシーン(いわゆるジャンプスケア)って人それぞれ好み分かれると思うんだけども、この映画は正直なくても充分怖かっただろうな~って思った。もうほんとにババア〜! 絶対に来ると思ったよ!!

ネタバレ感想

精神年齢が永遠に小3で止まっている私は「親親幼稚園」で笑いすぎて腹筋が6つに割れてしまった。親親(チンチン)は中国語で「接吻」という意味らしい。キスしてほしいときはチンチンと言えと? ちょっと紛らわしいよね。

とにかくワンジー(犬)が無事でホッとしたけど、里親は無事じゃなかったのがもう。あの人は作中で好感度ナンバーワンキャラだったので、あの終わり方はあまりにも悲しい。

(関係ないけど地下の壁にゲジゲジが出てきたとき、ジャイアンの声真似で巨大ゲジゲジにボイパ浴びせる生物系YouTuberを思い出して笑ってた。ちょっと何言ってるかわからないだろうから虫平気な人だけ動画観てください)

話を戻そう。ネトフリで公開されてすぐ、みんなSNSでウマウマ呪文唱えたり観ろ観ろってしきりに薦めてたじゃん。そういうことかって思いましたね。映画の冒頭、主人公の女性が例の呪文とマークを覚えて欲しいって視聴者に語りかけてくるじゃん。私は「初対面で藪から棒に何言ってんだこいつ」ってスルーしてたけど、途中で「唱える人が多くなるほど威力が強くなる」的なセリフが出た時にウッワーこれ唱えちゃいけないやつだって思った。ほんとにダメなやつだった。

逆さに手を合わせてるのも、ホラー好きなら不吉なポーズだってわかるし早めの段階でこれヤバいやつだってわかるんだろうね。そういう人はわかってて楽しんでるしチェーンメール的なところもキャッキャ盛り上がれるけど、おそるおそる観てた人は「くっそハメられた!!!」ってブチギレ激怒したはず……。

最後のマークが目に焼き付く演出、ほんとニクかった。最後の最後まで作りこみ丁寧。一緒に観てた夫が仏母の顔見て「オ●ホじゃん」って言ってたんだけど、てやんでえ! べらぼうめ! そんなこと言ったらバチが当たるよ。

主人公一派がやったらダメなことフルコースでやってのけて破滅してるのも、すごく清々しかった。なんだろうトロコンとか目指してたのかな。

わたしは脳内エクスペンダブルズだからさっさとスタローンに地下の坑道爆破してもらえよってずっと思ってたんだけど、後からホラーに造詣が深いマイメンに訊いたら、鏡を使って邪神を封じ込めてたから爆破は逆効果らしい。勉強になります。

考察とか台湾ホラーいろいろ

観終わったあと読んだ、台湾の掲示板の考察の翻訳もおもしろかったのでぜひ↓

個人的には、実は腹に仏母が宿ってたって説推せる。娘ちゃん≒仏母。そう思うと最後の「お城が泡になって消えちゃった」的な発言にぞわぞわする。愛らしい子どもの見た目した邪悪な存在いいよね〜。三部作の一作目らしいので、続編にも期待です。

台湾ホラーといえば、赤燭遊戲の名作ホラゲー『返校』の実写版をまだ観てないので近々観たいな。こっちは歴史要素強めの切ない系ホラーなのでちょっとテイスト違うけど。

『返校』と同じメーカーのゲーム『還願』もSTEAM DECK手に入ったらやりたい。Steam以外に移植してくれたらすぐやるんだけど。雰囲気が最高なのよ〜!

2023年9月追記:呪詛ゲーム化!

『呪詛』、2024年にゲーム化されるそうです。詳細情報は以下のポストに!

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