22~24冊目『魔法騎士レイアース2(1)~(3)』CLAMP【今日のまんが2024】

『レイアース』に続いて『レイアース2』読みました。心を女児にして楽しみました!

シリーズ物の2作目はだいたい駄作だとかよく言われますが、レイアースに関しては1と2あわせて1つの作品って感じですね。今回もざっくり感想を残しておきます。

あらすじ

苦難を乗り越え、『魔法騎士』となり『セフィーロ』の危機を救った光・海・風(ふう)。『セフィーロ』の『柱』であるエメロード姫の願いをかなえ、東京に戻った3人の心に事実が重くのしかかる。3人は最初に出会った東京タワーで再会し、もう一度『セフィーロ』に行くと決意を固める。そして、崩壊寸前の『セフィーロ』に新たな危機が迫っていた。

公式作品紹介より

感想

『魔法騎士レイアース2(1)~(3)』CLAMPの感想

ストーリーについて

こんなのってないよーーっ!の衝撃的ラストからの続編です。セフィーロの悪しき風習を「ひとりで抱え込まず周りに頼ろうぜ」「ルールなんか変えちゃおうぜ」って断ち切って、ハッピーに収まってよかったです。こういう考え方って長生きすればするほど忘れちゃうし、実行するのに勇気いるからね。自分より遥かに年上の大人たちを引っ張ってく14歳のパワーすごいや。

わたしは柱という制度に天皇制を連想しちゃったけど、ストーリー自体はミヒャエル・エンデの『はてしない物語』をオマージュしてる説もあるらしいです。へぇ~。機会あったらそっちもチェックしてみたい。

キャラについて

2ではセフィーロ以外の勢力も一気に出てきます。CLAMPのキャラってみんな揃ってあざといくらいに癖(ヘキ)が強い!

特に私は一人っ子だからね、きょうだいに溺愛されたかった(したかった)な〜と心底うらやましくて震えました。来世こそはCLAMP作品みたいなきょうだいが欲しいです。チゼータの姉妹のお姉ちゃんか、光のお兄ちゃんみたいなの、何人かお願いします。

これは美味しそうなお鍋

最終的なお気に入りキャラはジェオでした。お鍋のしいたけみたいなアゴの傷跡愛おしい。イーグルを想ってるのに、イーグルとランティスの特別な関係には遠く及ばないのが切なくて最高でした。いかつい見た目で甘党の下戸なのも好感度爆上げです。

作画について

全巻にわたって美しくて癒やしのひとときでした。スクリーントーン多用! 線マシマシ! な絵が好きすぎて最近の新装版の表紙がちょっと物足りなく感じてしまうし、アニメ観るのもなんか躊躇しちゃう。(でもエメロード姫とイーグルの声優が同じって知って正気か??って思ったし、緒方恵美さんの姫役……!?って気になってる部分は大いにある)

小さい頃に母親が「レイアースの絵は好きじゃない」とかなんとか言ってたので当時は何となく後ろめたい気持ちがあったのだけど、やっぱこの頃の絵大好きだわ〜と大人になって再確認できてよかったです。呪いが解けた感じ。

今後の予定

次は本棚に積んでる『東京BABYLON』『X』を読む予定です。Xは未完らしいけど読んだことないので楽しみ。

ちなみに毎年恒例のBOOK・OFFのGWセールでは『ツバサ』を全巻買いました。長過ぎて途中で投げ出してたんだよな。こちらも読むタイミングを考え中。

わかっちゃいたけどCLAMPの作品数ってとんでもないな! 同人時代の作品まで追える気しないや(デビルマンの同人だけはいつか読んでみたい)。

\レイアース1の感想はこちら/

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