久々の漫画記録です。夏から始まる展覧会に備えてCLAMP作品を読み返すぞい!ということで、『ちょびっツ』の次は『魔法騎士レイアース』読みましたよ。「魔法騎士」と書いて「マジックナイト」と読ませるの、永遠の中二心がくすぐられちゃうよね。
あらすじ
社会見学にやってきた東京タワーで、突然異世界・セフィーロのエメロード姫に招喚された光・海・風。捕われの身となった姫を救うために、伝説の「魔法騎士(マジックナイト)」になった3人の少女の運命は!?
なかよし公式サイト作品紹介より
感想
93年から連載スタートした作品ということで、当時わたしは1歳だったのでさすがにリアルタイムでは読んでなかったのだけど、幼稚園児時代にスーファミのゲームを買ってもらって熱中してた記憶があります。今思うと結構なおませさんだな。
今回全3巻一気読みして、女児向けファンタジーと思えない鬱展開に震えあがりました。ザガートとエメロード姫の愛、当時絶対ちゃんと理解できてなかっただろうな~。めちゃ切ない。子どもの頃好きだった作品って、大人になってから読み返すと思い出補正込みでもズコーってなったりするけど、レイアースは逆に新しい発見があってよかったです。
そしてこれも今だからよくわかるんだけど、メインキャラの光と海と風ちゃん(風だけちゃん付けしたくなる不思議)が中学2年生とは思えないほどよくできた人間でよぉ……知り合って日が浅くてもタイプが違っても友情は成立するんだよね。この3人の掛け合いが、作品を程よくマイルドにしてくれてます。
あとがきを読んでたらCLAMPはアシスタントなしで分業して執筆活動をされてるとのことで、なんか中の人同士の仲の良さが主人公3人のほんわかした雰囲気に反映されてるのかな~と勝手に想像したりしてました。
続編のレイアース2も買ってあるので近々読みたいと思います。あと『X』も全巻買っちゃったんだ。ヘヘヘ。この頃の濃ゆい絵も好きだ。「美麗」って言葉がぴったりのタッチだよね。