4~11冊目『ちょびっツ(1)~(8)』CLAMP【今日のまんが2024】

7月から国立新美術館でCLAMP展やるじゃ〜ん! ってことで、夏にかけてCLAMP作品を再履修していきたいと思ってます。

まずは『ちょびっツ』を読み返しました。

あらすじ

浪人生の本須和秀樹が、近所のゴミ捨て場で拾ってきた、可愛さ無敵の人型パソコン「ちぃ」! ファンタジック・ラブコメディ!

ヤンマガWeb作品紹介より

感想

2000年から週刊ヤンマガで連載スタートした『ちょびっツ』。CLAMPとしては初めての青年誌長期連載作品らしいです。

CLAMPは漫画家グループなので描く先生によってだいぶ絵柄が違ったりするんだけど、『ちょびっツ』のタッチってまじで唯一無二の可愛さじゃないですか!? 初めて読んだ時に衝撃受けたのを今でも覚えてます。瞳孔のない塗りつぶしお目目で下の方にちょびっとハイライト入ってる…みたいな、超シンプルな目の描き方なのにむちゃくちゃ可愛いっていう。真似して描いてみても絶対に可愛くならないやつ。

10年以上ぶりに読み返してみて、「やっぱ絵、可愛いな〜」って全編にわたって癒やされてました。

ストーリー面では、秀樹の周りの人間関係(パソコン関係?)に泣かされます。千歳とちぃ(とフレイヤ)稔くんと(お姉さんと)柚姫の話は特に好き。最後のほうで絵本のタイトルだれもいない町の意味がわかったとき嬉しくて泣いちゃったな。8巻完結でコンパクトにまとまってるけど、もっと読んでたかった。あわよくばディタとジーマのサイドストーリーとかも見たかった!

てか20年以上も前にCLAMPが想像してた世界に、いまも追いついてない事実よ。なんならあと数十年は高機能人型パソコンとか普及しないんだろうな〜。しかしパソコンがこんなに愛おしい存在になってしまったら、それこそ人間ますます減ってしまうよな。人類の危機だよな。まあそれはそれで良いのか(悪役の発想)。

あと超未来的な話なのに、巻末のグッズ販売ページに「ハガキ注文」があって時代を感じた。そうだよね昔はハガキで通販してたよね。サン宝石とかもハガキ注文だったもんね……。

これこれ

古(いにしえ)のおたくが発狂してるコラ画像もわらった↓
・ちょびっツは20年前くらい前の漫画で「ちぃおぼえた」なんてもう今の若い人には通じないんだよ – Togetter

ヤンマガWebサイトで無料公開中

『ちょびっツ』は現在ヤンマガWebサイトで無料公開されてます。  読み返したいけど手元にないやって方はぜひ。あと3月6日からは愛蔵版的なやつも発売されてるみたいです。表紙のちぃが今っぽい絵になっている!

アニメ版も2024年4月まで無料配信

4月いっぱいまでYouTubeでアニメ版の無料配信もやってるようです。配信サービス加入してる人はそっちでも観られるかも。

こないだU-NEXTでアニメ版のちょびっツを初めて観てみたら、1話でいきなり秀樹が牛の世話してて驚いた。牧場経営者の息子だったのね~。 新保もお隣さんになってるし。OPの曲は幼なじみが必ずカラオケで歌ってたので知ってたけど、EDが「だれもいない町」になってるのは知らなくてうぉっ!てなりました。CM前後のアイキャッチがダブルクリックになってるのもセンスある~。

てか新保の声が関智一でさあ……オラオラ熱血じゃない関智ボイスが新鮮すぎて大変ありがたかったです。清水先生と仲直りするシーンが甘々すぎてカーッ/////ってなった。声付きだとなんか小っ恥ずかしいね。

さてさて、次はどのCLAMP作品を読もうかな〜。とりあえず『ちょびっツ』と世界観がつながってるらしいので、未読の『エンジェリックレイヤー』をポチりました。ほかにもこれだけは読んどけみたいなCLAMP作品あったら教えてください!

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