先日、夫との会話で今期アニメの『MFゴースト』の話になったとき、そういえば私イニD通ってなかったな~と思って、軽い気持ちでアニメを観始めたら見事に沼りました。
去年くらいにセールで買ってあった超合本版のkindleを引っ張り出してきて、とりあえず5巻まで一気読み。アニメ観つつ漫画も読み進めてるので時間がドロドロに溶けてます。
そんなわけで久々のブログ更新は『頭文字D』の感想です。

思えば小学校低学年時代はayu-ro mixをきっかけにユーロビートをヘビロテし、林間学校の行先は赤城山、そしてわりと乗り物好きな私が、どう考えてもイニDにハマらないわけがなかった。むしろどうしていままで通ってこなかったんだという気持ち。
感想(漫画版5巻まで)

名作ほど悪役や脇役に惹かれるので、“主人公を一番好きになれる作品”っていままであんまり出会ってこなかったんだけど、イニDはそこを見事に塗り替えてくれました。熱血でもなく、無気力でもない、不思議な雰囲気の主人公・拓海くんが好きすぎる。何度でもキレさせたい。
興味や知識はないのに、常人離れしたテクニックをもってるっていうアンバランスさもイイ。そんなん伸びしろの塊じゃん。しかも親父(文太)もイケオジで、43歳にしては貫禄ありすぎ。何? この世界では毎日豆腐食ってるやつはかっこよくて強くなるルールでもあるのか?? ってくらい親子揃って魅力的すぎて胸が苦しい。
ストーリーも、言ってしまえばほとんど毎回クルマで山登って降りるだけなのに(失礼)各バトル本当に魅せるよね~。命を懸けないバトルでこれだけの緊張感を出せるってすごい。赤城レッドサンズの高橋兄弟、妙義ナイトキッズの中里毅&庄司慎吾と、5巻まではわりと拓海くんが無双してたけど、ここからどんな強敵が現れるのか、どんなバトルが観られるのか楽しみです。
個人的にここまでのエピソードの中だと、超地味なんだけどイツキがハチゴーに愛着をもつまでのくだりが結構好きだったりします。良いマシンがあるに越したことはないんだけれど、結局一番大事なのはテクニックだよね〜っていう。これってクルマ以外にも言えることじゃなかろうか。そして素直な気持ちを伝え合える拓海とイツキの関係性が素敵。
ここからは漫画以外のイニD話です。↓
【余談1】アニメ1期(First Stage)の感想
まず声優の豪華さにびびる。関智一の声が……めっちゃ若いよ……! 25年も前だから当然だ。
バトルシーンの曲に毎度テンションぶち上がりつつ、それよりも印象に残ったのはOPとEDのアーティストの主張の強さ。歌手の実写映像が入り込んでくるアニメEDってこれまであった? 調べてみると、イニDのアニメ1期はエイベックスのアニメ製作事業参入第1弾作品だったんだそうで……余計に気合入ってたのかな。
いま聴いてみるとm.o.v.eって決してめちゃくちゃ歌上手いわけじゃないんだけど、一時期よく聴いてたから懐かしい。
ところでアニメ版は漫画と構成が少し違うみたいで、涼介戦よりも先に碓氷峠の女子2人の話が入ってくるのね〜。碓氷は何度かドライブ行ったし、出てくる地名がいちいち親近感あってうれしい。池谷(もはや呼び捨て)がダメダメ過ぎて観ててつらいけど。恋愛描写になんとなく影があるのもこの作品の面白いところ。
【余談2】新劇場版ではユーロ流れないってマジ?
ちなみに2014年に公開された新劇場版では、声優が変わっててユーロも流れないらしい。「ユーロ流れないなんてありえない!」って怒っている人を見ると、音楽会社とのタイアップがきっかけとはいえ、イニD×ユーロは切っても切り離せない関係になってるんだなあ~とワイニッコリ。後継の『MFゴースト』ではユーロ流れるみたいで安心した(笑)。
【余談3】海外の頭文字Dミーム
フフッてなった。なぜ作ったし。
【余談4】峠の走り屋(本物)
ガチの峠ドリフト映像は、かっこいいというよりただただ怖いんだなあという学び。観てるだけで変な手汗かくやつ。
【余談5】実写版『頭文字D』@香港
数日前に『頭文字D』実写化進行中のニュースが流れてきたけど、2005年にすでに香港で実写映画化されてました。ネトフリで観られるみたいよ。
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