【感想】41~43冊目『魍魎戦記MADARA赤(1)~(3)』田島昭宇【今日のまんが2023】

うわあああお盆休みが終わってしまった~!!!

この休み中にMADARAシリーズを一気読みするぞと意気込んでたけれど、結局読めたのはだけでした(BASARAはまた帰省するときまでのお預け)。今回は赤の感想をメモしておきます。

あらすじ

転生したマダラを追うべく、赤砂で荒れ果てたフダラク大陸をを訪れたユダヤ(聖神邪)。孤児たちが生活する砦・アジールで、マダラの面影をもつ少年と出会う。

感想

魍魎戦記Madara赤

「赤」と書いて「ラサ(LASA)」と読みます。どこ語?? って気になって軽く調べてみたけどよくわからなかった。チベット語だと「ラサ」は「神の地」っていう意味があるらしいんだけども、「lha sa」だからつづりが違うのよね~。まあいずれにしてもエキゾチックで良い響きです。

赤はMADARAシリーズの連載順でいうと第3部にあたります。第1部から直接続くストーリーが描かれてるということで、今回は2部をすっ飛ばして読むことにしました。おかげで話がすんなりと入ってきたので正解だったと思う。

今回の主人公はマダラではなく、赤の戦士・聖神邪(と旅先で出会うマダラ似の少年「ムー」)。聖神邪ってただでさえ名前覚えづらいのに、今回の赤では本名の「聖(ゲド)ユダヤ」とか名乗っててさ、MADARAのこういう設定紛らわしくて脳が沸騰しそうになる(笑)。でもこのユダヤが超~~~かっこいいんだ。もともと妹想いのお兄ちゃんではあるんだけど、今回は周りのキャラにちびっ子が多いのでお兄さん的魅力が爆発してる。特にムーとの兄弟愛的な絆と、レラとの関係にはニコニコしてしまった。

ストーリーは全3巻でコンパクトにまとまってるものの(愛蔵版では、合本して1冊になってるみたい)、巨大竜とか、砂漠とか、移動寺院とか、言霊操る呪文とか、王の剣とか、いかにもゲームな要素がイイ感じに詰め込まれてて、傑作RPGやったみたいな読後感。

田島昭宇の絵もより洗練されてて(『多重人格探偵サイコ』のときと近くなってる)、個人的にはMADARA壱より楽しめました。いろんなキャラと再会できる喜びは、やっぱり前作あってこそなんだろうけども。

そんなわけで登場人物たちにも愛着湧いてきたので今後もゆるゆるとMADARAシリーズ追っていこうと思います。最初はとりあえず田島昭宇作画の作品だけ読めれば良いやと思ってたのに、ここにきて花津美子の『MADARA青』(ギルガメシュ・サーガ)が気になっている。沼だね〜〜。

▼壱の感想はこちら

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