なにやら話題の『ねずみの初恋』の感想です。ちょっと前に1巻読んでたのに感想書き忘れてたので、2冊まとめて感想メモしておきます！
あらすじ
ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。何も知らない普通の青年、碧(あお)。二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた‥‥。あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。
ヤンマガwebより
感想
同じ作者の読切の雰囲気が好みだったので購入。1巻では、殺し屋の女の子が初恋の男の子を守るために、その男の子を殺し屋として育てる……っていうハチャメチャ展開に興味を惹かれたんだけど、個人的には2巻でちょっと失速したかな～というのが正直な感想です。
ネタバレ感想
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練習の甲斐あって、碧くんの初仕事は成功！ まではよかったんだけど……
なんかふたりの仕事の緊張感のなさにモヤモヤしてしまった～～！ ねずみちゃんは仕事現場戻ってボールなんか拾ってきちゃうし、碧くんは目撃者始末せずに逃しちゃうし。なんかもう、危機感のないふたりに怒りさえ湧いてきてしまったｗ
むしろ碧くんはねずみちゃんを危険な目に遭わせるためにわざとヘマしてる？ とか疑いたくなるレベル。1巻最後の方にあった、過去に碧くんはねずみちゃんに姉を殺されてる（？）っていう回想を考えたら、この線も可能性ゼロではないのかもしれないとか思ったり。
ハードなお仕事×初々しいカップルのふわふわ日常っていうギャップがこの作品の面白いところなら、オンではもっと緊張感もってやってほしいですね（何様）。次巻予告の「ねずみちゃん対ヤクザ60人」ってさあ。主人公だから当然勝つのだろうけど、これもう半分ギャグでしょｗ なんだろう無双シリーズでも始まるのかな。一騎当千の爽快感？
そんなこんなで2巻は若干辛口気味の感想にはなりました。「2巻も最高だったよ～！」って方の気分を害したらごめんなさい。「ここ良かったじゃん！ちゃんと読めし！！」ってご意見あれば聞かせてください。
でもね、わたしが2巻で唯一興奮したのが、新キャラの登場！ 碧くんの仕事現場にいた目撃者のメシアちゃんって、「ごめんなさい、メシアちゃん」に出てきたメシアちゃん!? ただの読切かと思いきや実はサイドストーリーだったとしたら、グッとくるものがあります。ちなみに読み切り版のメシアちゃん、「でかきも」って書いてあるTシャツ着てたのには笑った。「ちいかわ」の対義語は「でかきも」である……という学び。
3巻も楽しみに待ちます！
おまけ
ダ・ヴィンチWebに載ってた作者の大瀬戸陸先生のインタビュー↓
・ヤンマガ史上最速でヒット『ねずみの初恋』作者は「読者をどん底に突き落としたい」。殺し屋少女のピュアで残酷な恋物語はどんな結末を迎えるのか？【大瀬戸陸インタビュー】
https://ddnavi.com/interview/1340679/a/
小2で犬に噛まれて性格が変わったってエピソードおもしろすぎる。笑