【映画感想】『さかなのこ』を観たよ【後半ネタバレあり】

さかなクンさんの自叙伝を原作にした映画『さかなのこ』を観ましたよ。わたしは彼の熱心なファンでもなんでもないんだけど面白かった。

予告編

感想

さかなクンさんって個性的な方だから、今までものすごい苦労をされてきたんだろうなあ~というイメージがあって(過去のいじめ経験の話とか印象的だった)、映画でも結構ダークな部分も含めて描かれるのかなって覚悟してたんだけど、想像以上にハートフルでした。もちろん辛いこともちょいちょい起こるけど、周囲の優しさと本人のへこたれない心がすごい👏 特に井川遥演じるママの懐の深さは尊敬に値する。あれは後光が差してた。

原作の自叙伝を読んでないのでわからないけど結構脚色は強そうな感じ。だからこそ堅すぎず、2時間超という長さを感じさせないゆるっとした雰囲気でよかった。まさかさかなクンさんの自伝的映画でヤンキー軍団が活躍するとか思わなかったし(カミソリ籾が一番お気に入り)。

主演ののんさんの無邪気な姿がずーっと可愛くてとにかく目が幸せ。前から好きな女優さんだったけど、絵を描いてるシーンで手の綺麗さに見とれた(のん本人の手だよね?)。以下、ネタバレ感想です。

ネタバレ感想

ポチっと押してネタバレを読む

ギョギョおじさんが連行されて家が更地になるくだりは結構衝撃的! 良い家だったのにもったいなさすぎる。風見鶏まで魚になってるのたまらんかった。

まあ、わたしが親でも「変なおじさんの家で遊んできていいよ」とは言わないと思います。せめて付き添うかな。最後の方でおじさんの生存確認できてよかった。

子どもの頃からの「好き」を貫くには、本人の熱意もそうだけど周囲の人の支えもめちゃくちゃ大事だな~と。小学校のクラスメイトがこんなにも深く自分の人生に関わってくることってある!? ミー坊の家族も友達も職場の人たちもみんないい人だったけど、夢を応援してるからこそ離れるモモちゃんには特にグッときたなあ。

自分が周りの人の夢を叶える手伝いができるなんて思わないけど、せめて邪魔しないように生きてたいね……そっと見守り隊。

映画観た後にさかなクンさんのWiki読んだ。

20歳の頃から聖蹟桜ヶ丘の魚類専門のペットショップで、1階では店舗の切り盛り、店舗の2階では寝泊りという形で、住み込みの雇われ店長として働く。働いていたある日、「1人では寂しいだろう」と、お客さんから猫(品種: エジプシャンマウ)を貰い、以後の16年間をその猫と共に過ごす。

↑このエピソード、優しくていいな。

魚以外だと、水木しげるの妖怪とトラックが好きっていうのも初知りだった。愛車が三菱ふそうのキャンターっていうのもかっこいい。

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