100億年(いつもの誇張)ぶりにゲゲゲ観ましたよ。結果、めっちゃ好みの村ホラーでした!
あらすじ
廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について…
公式作品紹介より
感想
去年話題になってて気になってはいたんだけど、その頃ちょうど「なんかトコジラミとか怖いし…」ってヒヨって映画館に行けず見逃してた作品です。アマプラさん、速攻配信してくれてありがとうございます。
ゲゲゲの鬼太郎のアニメは1968年に第1シーズンが放送され、以来約10年ごとに新作が放送されてるそうです。調べてみたら私のドンピシャシリーズは1996年に放送してた第4シリーズでした(私、当時4歳)。
これ!!! ひな鳥が生まれて初めて見たものを親と思うように、私にとっての鬼太郎のイメージはこれ一択だったんです。この頃の雰囲気が好きすぎて、最近のシリーズは絵もキレイすぎるし猫娘あざと可愛すぎるしって敬遠してたんだけど、今回の映画はかなり攻めた内容になってて大満足でした。小学生とか連れて親子で観に行ったら葬式ムードになることうけあいです。
今回のお気に入り妖怪はやっぱり「狂骨」。狂骨のデザインの見比べ楽しい。個人的には長田が使役してるやつが一番好きです。拘束具っていいよね。戦闘シーンの動きがキレキレすぎて、そこだけなんか違うアニメ観てる気持ちになったw 作画スタッフの気合を感じる。
ネタバレ感想
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因習村が舞台ってだけでもう大好物です。幽霊族は極悪人間に虐げらてれるし、子どもも容赦なくひどい目に遭います。戦争生き残った水木が吐き気をもよおすって相当なもんよ。この時代にメジャーコンテンツでよくやってのけたな! ってびっくりするほど鬱展開のオンパレードです。
暗い話のなかでも、沙代ちゃんの狂骨の強さに少し救われました。パイプから目玉出てくる演出とか、まあ絶対そうはならんだろなんだけども、スプラッター映画顔負けの容赦ないグロで謎の爽快感。来世は絶対幸せになって、素敵なボーイフレンド(水木とはいわない…なんか水木って好きになっちゃいけない男な気がする)と東京でクリームソーダすすってください。
「母強し!」「母の愛!」みたいな作品は多いけど、目玉の親父は父の強い愛から生まれたキャラなんだな~。今更ながら、この設定考えた水木先生すごいわ。子どもの未来を守るために自分には何ができるだろうなんて考えながら、時弥ちゃんが成仏するシーンで泣きました。
うちの子だろうが他人んちの子だろうが、子どもにはみんな幸せになってほしいよ。
妖怪復習したくて『鬼太郎大百科』買ってみたけど、狂骨は載ってなかった。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』にしか出てこないのか。
……って調べてみたら、アニメ5期の第29話『ネコ娘の妖怪バスツアー』には狂骨が登場するらしい。しかもこの回で出てくる小学生の声優が、ゲ謎の時ちゃん(時弥)役の小林由美子さんだとか! なんかいい繋がり。
鬼太郎の出生とかは『墓場鬼太郎』と『ゲゲゲの鬼太郎』で細かく設定違ったりもするみたいなので、そのうち原作も読んでみたいな~!
ほかにも気になってる人多いと思うんだけど、ゲゲ郎の瞳の大きさどうなってるの。誰かこの不思議について説明してる人いる?
作品情報
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
公開:2023年11月17日
上映時間:104分
ジャンル:ホラー、アニメ
監督:古賀豪
出演者:関俊彦、木内秀信、種﨑敦美、小林由美子、古川登志夫、沢城みゆき、庄司宇芽香、野沢雅子