25冊目『ニクバミホネギシミ(1)』パレゴリック【今日のまんが2024】

久しぶりのホラー漫画です。TLに流れてきて気になって単行本ポチったら、期待通りで小躍り♪( ◜ω◝و(و “

あらすじ

1999年、それはノストラダムスが人類滅亡を予言した年。 空前のオカルトブームにのり、三流オカルト雑誌の編集者・犬吠埼はカメラマンで霊感のある浅間を伴って奇妙な事件ばかりを取材していた。浅間の霊感に引き寄せられるように二人は恐ろしい怪奇現象に遭遇していくが…。一方、2023年の現代では年老いた浅間のもとに犬吠埼の事を調べる人物が訪れる。

感想

1ページ目めくったらいきなり変死体ドーン!!しかもその正体が早々に明かされちゃって、回想をメインに話が進んでいきます。なんか久々にワクワクする第1話を読んじゃったな〜。こんなん掴み完璧じゃん。ストーリーの運び方うまいなあ。

霊(?)たちのビジュアルは全体的に「怖」より「キモ」寄りな感じ。嘆き土偶だけはちょっと可愛い。デフォルメ強めの人物画が、不安定な空気感をより増幅させてて良きです。

巻末漫画で浅間さんが「幽霊は霊感がある人の周りに集まる」的なことを言っていて、その理由が地味に怖かった。でもさ〜霊感がある人ってある程度自衛できるから、全然ない人の方が実は危なっかしいんじゃない?  とか思いました。犬吠埼ちゃん……

かくいう私も、霊感ない側の人間ですが。ぜってー心霊スポットとか冷やかしに行かないし、飯の種とかにしないと決めてるんだ。ホラーはフィクションで十分!

続く2巻ではタイトルの『ニクバミホネギシミ』の意味がわかるのか、わからないのか、気になるところです。なんなんニクバミホネギシミって。肉食み骨軋み?  やだ不穏〜!!

同じ作者の読み切り『見ろ』も面白かったので、未読のかたはぜひ。出てくる除霊師がどう見てもカメラマンの浅間さんなんだけど、浅間(せんげん)さんって呼んでるからニクバミホネギシミの浅間(あさま)さんとは違うのかな。スターシステムってやつ?  そういうの大好き。

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