猫の日だし猫漫画読もう。1冊目『レオくん』萩尾望都【今日のまんが2024】

約2ヶ月ぶりの漫画感想メモです(漫画自体はちょいちょい読んでるのだけど、記録をサボってました)。

今日は2月22日で猫の日らしいので猫漫画を!

あらすじ

レオくんは2歳の雄猫。お隣のタツルくんが小学校に通うことになったら、自分も行ってみたくなって、ついにランドセルしょって念願の小学校入学!(「レオくんの小学1年生」)。さらには、映画スターをめざしたり、婚活をしたり…。猫だけど、猫だって、猫だから楽し~い、レオくんの毎日です。

公式作品紹介より

感想

猫の日ということで「猫にまつわる漫画って何か持ってたかな〜」と本棚ゴソゴソしてみたら最初に見つけたのが『レオくん』でした。

萩尾望都先生のお宅の猫ちゃんをモデルにしたほのぼのコメディです。二足歩行の猫が人間の子どもに混ざって小学校でお勉強したり、成人女性とお見合いしたり、漫画アシスタントやったり……とかなりファンタジー色は強め。

登場人物がみんな優しくて、レオくんのやりたいことはとりあえず何でもやらせてみて、失敗すれば「まぁ猫だし仕方ないか」って許しちゃうところは、なんか『おさるのジョージ』に通じるものがあるなと思いました。登場人物たちの度量の広さが東京ドーム100個分くらいある。私もこんな寛大な人間になりたい。

単行本に収録されてる全9話のなかでも、私が特に気に入ったのが4話目のヤマトちゃんのエピソード。全編通してゆるいギャグなのに、ヤマトちゃんの話だけほんのり切ないんだよね……。

そしてレオくん自体も好きです。行動は現実離れしてるけど細かい仕草を見ると超リアル猫で、トロンとしたお目目も実物そっくりでかわいい!

レオくん読む前は、萩尾望都先生の漫画ってダークて重めのものが多いのかなってイメージがあったけど(わたしが過去唯一読んでたのが『残酷な神が支配する』だったから)、こんなに平和な世界もあるんだな〜と作品の振り幅の広さにビビらされます。さすが少女漫画界のレジェンドだ!

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