48冊目『光が死んだ夏(2)』モクモクれん【今日のまんが2023】

夏もそろそろ終わるけれど、ホラーは一年中摂取したい私です。今回は以前読んだ『光が死んだ夏』の2巻の感想です。

あらすじ

よしき、光(のようなナニカ)、かおる(よしきの妹)の3人は夏祭りに出かける。その夜、よしきが光の正体に気づいた理由を語る。

感想

『光が死んだ夏(2)』モクモクれん

相変わらず絵がうめええええって惚れ惚れします。なんなんだこの繊細な線は! 効果音の使い方は今まで読んだホラー漫画の中でもピカイチです。

今回は前巻と比較すると怖さ控えめな感じがしたけれど(個人的には1巻に出てきた「く」がめっちゃ怖かった)、「髪の毛」っていうコテコテのホラー素材を見られて満足。キレイな黒髪も、使い方によってはとことん気持ち悪くなるからすごいよな。これぞジャパニーズホラー!

あと朝子(クラスメイトの白髪の女の子)がよしきに対して「(よしきが)光と一緒に居ったほうがいい感ある」的な発言をしたときに「おや…?」と思って1巻を読み返してみたら、すでに朝子は光の異変にしっかり気づいてたのね。よしきと光の2人の世界にばかり気を取られて全然読み飛ばしてた。次の3巻は朝子が表紙だからその辺も明かされるのかな~。楽しみです。

ネタバレ感想

ポチっと押してネタバレを読む

いや~しかし私が恐れていたことが起こりました。よしきの妹が危ない。お願いだから光(のようなナニカ)はよしきだけじゃなくて妹も守ってやってくれ~。

まだわからないことだらけだけど、ここまでの情報を整理。

・光の家族である忌堂家が代々クビタチの山に「ウヌキ様(1巻の手突っ込んで死んだお婆は「ノウヌキ様」って呼んでた)」を封じ込めてた
・光パパ(晃平)は「こんなことは長く続かん」って生前言ってた
・光は儀式のために山に入るも、女体みたいな木に気をとられて足を滑らせて死亡
・死にかけの光の中に、山をずっと彷徨ってたナニカ(これがウヌキ?ノウヌキ?)が入り込んだ
・光の体に入ったナニカが集落に降りてきて、周囲で怪事件が起こり始める

ってことなのかな。気になるのは、周囲の怪事件や不審死が光(ナニカ)による仕業なのか、別の何かによるものなのか。今回おじ会議のときにチラッと後ろ姿が出てきたヘビースモーカーの「田中」がどんな人なのかも気になる~!!

関連記事

\前巻の感想はこちら/

コメントを残す