【感想】23～24冊目『カオスゲーム(1)(2)』山嵜大輝【今日のまんが2023】

最近漫画メモをサボってたのでまた軽率に書いていきたい気持ち！久々の今回は先日ジャケ買いしたこちらの作品。

あらすじ

正義に燃える週刊誌記者・鈴木蘭は、政治家が裏社会と繋がっているという特ダネを入手する。だが、裏社会の人間に目を付けられてしまい、命の危機に……！しかし、裏社会よりも危険な「何か」が、そこに迫ってきていた。
講談社Webサイトより

Amazonでおすすめに出てきて地味に気になっていた『カオスゲーム』。2巻が出たタイミングで買って読んでみたら大当たりでした。

ストーリーは、週刊誌記者の女性がある出会いをきっかけに超危険なゲームに巻き込まれていくという話。アクション、サスペンス、お仕事、オカルト、新興宗教、ホラーなんかが良い具合に組み合わさっててわたしの好みド真ん中をついてます。

ワケありげな痣をもつ熱血主人公に、相棒の変人メガネイケメン（ジャーナリスト）、そして2巻で仲間入りした高身長バリキャリお姉様（オカルト雑誌編集長）と、味方サイドだけでもなかなか賑やかで楽しいんだけど、この作品は敵サイドのキャラが非常～に濃い！　

わたしが特に気になってるのは2巻表紙になってるガスマスク男＆ギャルのコンビ。まだ出てきたばかりではあるものの、すでに好きになる予感しかない。あとはやっぱり盲目の大男。触れずに人殺せちゃうくらいおっかないのに、可愛さも持ち合わせてて目が離せない（カレー食べるシーン笑った）。

作画に関しても、どのシーン切り取っても画力が高くて、連載デビュー作品とは思えない安心感。顔面アップの描き込みに惚れ惚れする～！

ちなみに同作者の過去作品『岸辺の夢』もまた良くって、こちらはかなりシリアスな雰囲気のホラー短編。もう3年近くも前に描かれた作品なのに、すでに絵が完成されてて痺れる。

「アフタヌーン四季賞2020冬四季大賞」も受賞していたそうで、作者ご本人は「自分が面白いと思うものを荒削りながら頑張って描いたつもり」とコメントされていたけど、読者は「これが……荒削り……？」と宇宙猫の顔になること請け合い。無料で読めるので未読のかたはぜひ！↓

【コミックDAYS読み切り】岸辺の夢
https://comic-days.com/episode/3269754496571931521