『ガンニバル』特別編目当てで買った「漫画ゴラク」(2022年12/30 号)に連載してて、偶然知った作品。Kindleでポチりました。
感想
動物保護施設でボランティアする女子大生の日常漫画。絵柄も会話もゆるい雰囲気だけど、犬の認知症とか多頭飼育崩壊とか扱ってる内容はなかなかハード。いや、これリアルなタッチだったら辛くて読めなかったかもしれない。これから動物飼おうとしてる人の必読書にしてほしい。
第15話の、動物大好きなのに豆柴カフェで豆柴に触れない気持ち、超超超わかる。風俗でトークだけで帰る客っていう比喩には笑った。
2巻以降は登場人物たちの人間関係も気になるところ。施設代表と前代表の関係とか、主人公とおかっぱ男子が恋仲に発展するのかどうかとか(突然のお節介おばさん参上)。
同作者の『きみにかわれるまえに』も同じく動物系の話で評判良かったので今度読んでみよう。
ちなみにカレー沢薫氏は漫画家だけでなくコラムニストとしても活躍されてるそうで。pixivのメディアで書かれてたこの記事、すごく的確だった。↓
・絵の仕事に正規ルートは存在しないので描き続けている限り夢は潰えない/カレー沢薫の創作相談
https://www.pixivision.net/ja/a/7184
大学で造形学部に進むも堕落してまともに絵を描かず、結局全く別の仕事に就いてる私(結果的にいまの仕事は大好き)には、ちょいちょい心当たりがあってジタバタした。そもそも美大行かずとも熱量あればいつどこでだって絵は描けるのよな……。カレー沢先生の突き放しつつも愛のある文章好きだ。