59~61冊目『女の園の星(1)~(3)』和山やま【今日のまんが2022】

女の園の星3巻

2巻が2021年5月発売だったので、約1年半ぶりの新刊! 1~2巻も読み返しました。

あらすじ

いい意味で最高にくだらない!!!!! 爆笑必至な女子校教師・星先生の日常。

「女の園の星」特設サイトより

感想

女子高校の2年4組の担任を務める国語教師・星 三津彦(通称・星先生)と個性豊かな生徒たちの日常漫画。帯に「爆笑必至」とか「電車で読めない面白さ」とか書いてあると、私は意地悪だから身構えちゃうんだけど、3巻もやっぱり笑いをこらえるの無理だった。無事に電車内で吹き出したし、何なら再読の1~2巻でも笑ってた。マスク生活でよかった。

3巻で個人的にツボに入ったのは、ラルフローレンの折り鶴、イルカのスイッチ、古森さんのおじいちゃん、小林先生のホイッスル、威嚇するカマキリあたり。描かれてる内容はごく平凡な学園生活で、ほとんど星先生の脳内独り言と生徒たちとの会話で構成されてるのに、どうしてこうも笑かせるんだろう。今回は途中胸がギュッとなるエピソードもあったけど。

画力の高さはもちろん、作者の人間観察力もすさまじい。星先生のベッドに娘用の絵本があるのとか、特定のヨーグルトしか食べないみっちゃん(星先生の娘)とか、赤ちゃんの名前訊かれてうっかり自分の名前答えちゃうお母さんとか、やけに目がきれいなニートのお兄さんとか、出てくるキャラがみんな生き生きしてる。この作品に対して「女子高の空気感もリアル」ってレビューしてる人がいたけど、作者の和山さんは共学出身らしい(※)のね。キャラづくりとか世界観づくりがとんでもなく丁寧なんだろうなあ。

※ネットで大人気!ヒット漫画「夢中さ、きみに。」 作者は沖縄県出身・和山やまさん 高校生の日常を描いたストーリー – 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1002372.html

1巻で「2Pの予定だったけど描くことなくなったから1Pで締める」と爆弾発言してた巻末漫画「小林先生の休日」も、なんだかんだ3巻まで続いててありがたき幸せです。願わくば4巻も5巻も続いてほしい。また中村先生(推し)の日常を見られたらもっとうれしい!

特装版はアニメBDも入ってたのね。出来どんな感じなんだろ~。

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