40冊目『新しいきみへ(3)』三都慎司【今日のまんが2022】

発売日に届いてましたん。1、2巻の感想はここから

感想

1巻では何が起こってるのかサッパリわからない予測不能なおもしろさがあったけど、2~3巻にかけてはヒロインの過去や行動理由がはっきりと明かされて、おもしろさのテイストがだいぶ変わってきたな~という印象。3巻ではタイトルの『新しいきみへ』の意味もわかって、話の主軸というか、向かうところがやっと見えてきた感じ。

ネタバレ感想

前巻の感想で「終末パニック×タイムリープ系になっていくのかなぁ~」とかつぶやいてたけど、だいたいそんな感じになりました。帯のキャッチコピーも「背徳的恋愛劇×現代SFサスペンス」から「現代SF奇譚×パンデミックサスペンス」に変化。コロナ禍でこの話題(感染モノ)を扱ってると結構生々しい。

3巻まででタイムリープが1周終了?  失敗が確定してからゆるやかに死を待つ時間が何とも言えず苦しかった〜。ガスマスク男の正体はもう大体わかっちゃってるんだけど、ヒロインが何度も記憶を引き継げる理由とか、偽名の由来とか(嫁と同じ亜希!)、なんで髪の色が違うのかとか、教団とFとの関係とか、まだまだ謎がいっぱい。

吉本先生の遺言の「みんなが脇役みたいなこの世界は間違いなくすべてが揃ってる」っていうのは、不要な脇役はいないということなのかなあ。主人公が今のところ冴えないので脇役たちは苦労しそうだけど、これからどんな展開になるのかますます気になるところです。

いまのところのお気に入りキャラは、主人公の佐久間の嫁。タバコ吸ってて口が悪くて夫思いで頭がキレてニンニク臭い美人刑事。佐久間嫁はただの脇役じゃないとわたしは信じてるぞい!

▷▶︎▷1話からの試し読みはここから
[第1話] 新しいきみへ – 三都慎司 | となりのヤングジャンプ
https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496729818220

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