那須どうぶつ王国を出て次の目的地に向かう途中、ものすごい硫黄臭を感じて何かと思ったら殺生石(せっしょうせき)っていう観光地を見つけました。完全ノーマークだったけど、すかさずクルマを停めて寄り道です。
九尾の狐伝説が残る名勝・殺生石
遠目に見たらまじでなんてことない岩場なんだけど(失礼)、殺生石は「九尾の狐」の伝説が残るスポットなんだそうです。九尾の狐って言ったらポケモンのキュウコンはまんまそれだし、ほかにもナルトとかうしおととらとか鬼太郎とか妖怪ウォッチとか……扱ってる作品は数知れず。オカルトやアニメ好きだったらとりあえず見ておきたいよねという気持ち。
かの有名な松尾芭蕉も奥の細道で殺生石について「蜂蝶のたぐい真砂の色の見えぬほどかさなり死す」(地面見えないくらい虫死んでる)と書き記してるあたり、当時は異様な光景だったことがうかがえます。
今でも辺り一帯は有毒な火山ガスが漂っていて、噴出が激しい日は立ち入り規制されることもあるそう。つい最近でも、2022年にはイノシシ8頭が亡くなってるのが発見されたとか。虫どころの話じゃなかった!
岩場は木道で整備されてるので歩きやすいです。お地蔵さまがいっぱい見えてきた。
千体地蔵ってことは1000体あるんだろうか。大体こういうのって盛ってるからどうかな…あ!やっぱり約800体だった!
ここのお地蔵さまは手が大きいのね。
上の方にボスっぽいのも確認。こちらの方は教伝という不良僧で、そのむかし火の海地獄に落ちたという伝説があるそうです。こんな大きい石像作ってもらえるなんてめちゃ出世したじゃん🎶🎶
岩の上に眼鏡が落ちてた。持ち主無事に帰れたかな。ブリッジの部分に結束バンド巻いてあるのなんで。
駐車場から歩いて5分くらいかな。メインの殺生石前に到着! 殺生石は2年前に割れちゃったらしくて、一部では狐が復活するとか凶兆だとか言われてたみたいだけど、全然問題なさそうです。
↑この方の解説すき。
殺生石アップの写真撮れなかったので、ウィキメディアコモンズの写真をお借りして誤魔化しておこう。
↑これが割れる前で…
↑これが割れた後!
由来や伝説についてはコレとか読んでもろて。
殺生石、偶然みつけたわりには良き観光スポットでした。ただ服につくレベルで硫黄臭いので、苦手な人はそこだけ要注意。わたしはなんかゆで卵たべたくなりましたね。大涌谷のノリで。
おまけ・那須温泉神社も参拝しておこう
殺生石の脇には橋があって、せっかくなのでそっちも散歩してみることに。遊歩道を登っていくと、那須温泉神社にたどり着きます。
一応お賽銭入れてお願い事しておきました。いつも欲張って長くなってしまう。笑
境内にある昭和天皇お手植えの松が立派!
緑いっぱいの参道は歩いてるだけで気持ちよかった~! 毎朝こういうとこ散歩したい。
続きます!
\続き・那須のおもちゃ博物館のレポ/
\前回の那須どうぶつ王国レポ/
施設情報「殺生石」
・所在地:栃木県那須郡那須町大字湯本182
・料金:無料
・駐車場:30台(無料)