レイアースの次は『東京BABYLON』を一気読みしました。ほんとは『X』を読もうと思ってたんだけど、東京BABYLONのほうが時系列的に先とのことで、急遽予定を変更です。
東京BABYLONといえば、実家の自分の本棚になぜか7巻(最終巻)だけあって謎過ぎたんだよな。しかも読んだ記憶ゼロ! ってことであらためて1巻から買い揃えました。
あらすじ
日本を霊的に守護してきた皇家の十三代当主・皇昴流。双子の姉・北都、謎の暗殺集団『桜塚護』の名を持つ獣医・桜塚星史郎。今、不夜城都市・東京の闇を三人が駆ける!!『あなたは、東京がきらいですか?』
新書館作品紹介より
感想
ここ最近ハッピーに収まるCLAMP作品ばかり読んできたので、ダークな話に数日胃もたれしました。実はこっちがCLAMPの真骨頂だったりする? (バリバリのCCさくら世代なのでわからない)
読みはじめは「1話完結の怪奇現象解決モノかな?ちょっとワケありげだけど、仲良しトリオ良いじゃん良いじゃん♪♪」って感じのテンションだったのが、最終巻読み終わった瞬間怒りに震えたよね。は??東京?嫌いだが???(慟哭)
星史郎が悪いヤツなのは初めから匂わされてたわけですが、獣医やってる理由にもうドン引きですよ。これは久々に好きになれないタイプの悪役かも……。
メインキャラ3人の話はともかく、サブエピソードはどれも楽しめました。娘のためにバナナ買うおじいちゃんの話と、犬神召喚する母の話は特に刺さった! ダイヤルQ2とか時代を感じる描写は多々あっても、人の悩みなんて今も昔も変わらないんだな〜としみじみ。意地悪な人間がいるのもおんなじ。
最終巻では星史郎と昴流くんの話がモニョッとしたまま終わってしまったので、X読むのが楽しみです。そしてこの2人、ツバサにも出てくるってまじ? 奥が深いわねCLAMPワールド。