アニメ化おめでとうございまーす!
今月4日に出た最新刊、5巻の感想です。
あらすじ
よしきは光にすり替わった「ナニカ」と共に歩むことを決意する。
公式作品紹介より
しかし、変質の兆しは、周囲の環境だけではなく、ヒカルにも表れはじめていた。
このままではいられないと実感した二人は、「ナニカ」の正体に迫るため調査を続けていく。
「クビタチ」の歴史、「ノウヌキ様」の正体、「忌堂の罪」とは一体なんだったのか。
その全てが明かされた時、「ナニカ」であるヒカルが下した決断とは――。
感想
ようやく謎解き編っぽくなってまいりました。今回はよしきの考察が多くて、自分も考えながらだったので読むのに時間がかかった……。前巻の感想で暮林さんの目が能力者っぽくてカッコイイって話してたけど、あれは霊視ができるっていう表現なのね。サングラスを外した田中も同じ目をしてて「!」ってなりました。
ネタバレ感想
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わかっていたことだけど、ヒカル(ナニカ)に情が湧いてきちゃったよ~。図書館で広げてた『フランケンシュタイン』『人魚姫』『鶴の恩返し』、どんな気持ちで読んでたんだろう。光の記憶をなぞってるとはいえ、よしきと新しい経験を重ねることでもう立派な別人格誕生してるじゃん。
最後の海辺のシーン、光の死に際の願い(「皆を悲しませたくない」「よしきを一人にしたくない」)がヒカルを作ったってくだりも泣けた。でも光の死をなかったことにするのも、ヒカルが光の代わりをするのもやっぱり違うと思うし、どうにかヒカルを光からひっぺがして無害にして生かすことできないかな~~~とか思っちゃうのは都合よすぎでしょうか。
よしきがルネサンス期の画家・ラファネッリ(没年一緒だし雰囲気からしても元ネタはラファエロ?)の本から見つけた「地獄のスケッチ」、ヒカルの姿に似てるし土着のものではないっていう伏線だったのかな。しんみりしてたところで最後田中が「君ノウヌキ様じゃないから」ってこれまでのよしきの考察ひっくり返してきて、なんかドッと疲れが出ましたw じゃあなんなんだー!!! 次巻こそ田中さんの解説ターンお願いします。
おまけ
写真にうまく写ってくれないけど、キラキラした帯いいね。裏表紙、この人誰だって思ったらよしきパパでした。話の中だとかなり繊細な雰囲気なので、こんなに背中デカいとは思わなんだ。ちっちゃいジープ乗せてんのかい。
\前巻の感想はこちら/