観たい映画（詳細は後日に）が配信サービスに無かったので、ゲオの宅配レンタル 
でDVDをドカッと借りました。ちょうどセール期間中で旧作1枚55円、20日間もレンタルできてうれしい。
ってことで、ざっくり観たものの感想を残しておきます。1本目は久々のドキュメンタリー！
あらすじ
だれも見たことがない裸のアラーキー。涙と笑いのドキュメンタリー映画、誕生！ 天才写真家アラーキーこと荒木経惟を裸にする初のドキュメンタリー。ビョーク、北野武など豪華ゲストもさりながら、名作写真の数々だけでも一見の価値あり。撮影現場で、夜の東京で、Hなおじさん、愛妻家と様々に変わるその素顔にアラーキー・マニアのアメリカ人監督が迫る。見終わった頃には誰もがアラーキー・ファンに。
公式作品紹介より
感想
昨日は子どもが早めに寝ちゃったので、夫と2人でご飯食べながら軽く見れそうなものを……ってピックアップしたのが『アラキメンタリ』。遥か昔にフィルマークスでクリップしてた、有名写真家・アラーキーこと荒木経惟（あらき のぶよし）氏のドキュメンタリーです。
いや～～～、めっちゃエネルギッシュで元気でた！！ アラーキーの名前や作品を見かける機会は何度もあったものの、どんな人なのかは調べたことなかったし知らなかったのね。
こういうカラッとしたスケベ爺さん、私は嫌いじゃないなあ。令和の時代には肩身が狭いかもしれないけど。自分が内気な人間だから、欲求を包み隠さず生きられる人には一生憧れるのかもしれない。
そして圧倒的な作品量！ いままで出した写真集の数は500冊以上にもなるとか、膨大過ぎてコレクター泣いちゃうね。撮影とか校正の様子見てても当時のご本人60歳超えとは思えないくらいキビキビ動いてて、制作ペースの速さを物語ってます。
これから全作品を追うのは難しいだろうけど、ビョークが推してた妻・陽子さんの写真集（添えられてる陽子さんの文章もよさげ）と、愛猫チロちゃんの写真集は今度チェックしてみよう。これとか、巻末で岡崎京子がエッセイ書いててうおってなった！
ドキュメンタリー観た後に読んだインタビューで、ギャラリストの石井孝之さんがアラーキーについて「自宅のバルコニーだけで写真集が一冊できてしまう人」的なことを仰ってて、それって凄まじいことだなと思ったよ。作品作るためにわざわざ準備してどこかに出向く必要がないんだもん。息を吸うように創作する生活っていいな。
作品情報
『アラキメンタリ』（ARAKIMENTARI）
上映時間：75分
ジャンル：ドキュメンタリー
監督：トラヴィス・クローゼ
出演者：荒木経惟、北野武、ビョーク、森山大道、神蔵美子
音楽：DJ KRUSH
