【感想】33冊目『どくだみの花咲くころ(1)』城戸志保【今日のまんが2024】

ここのところ漫画をわんさか買っているので、積ん読消化に必死なわたくしです。漫画のほかにも映画も観たいしゲームもしたいしやりたいこと無限にあるのに、夜中ソファでぼーっとしてたらいつのまにか3時間経ってたりなんかして後悔の日々です。ひーん。

今夜は、今月22日に出たばかりの新刊『どくだみの花咲くころ』の感想を置いておきます。

あらすじ

癇癪持ちで予測不能な動きをする信楽はクラスでも浮いた存在。なんでもソツなくこなす優等生の清水は図工の時間に盗み見た彼の紙粘土の作品に心を奪われる。

アフタヌーン公式作品紹介より

感想

『どくだみの花咲くころ(1)』城戸志保 感想

癇癪持ちで落ち着きがなく、クラスで変わり者扱いされてる信楽くん(表紙左)。冒頭、彼にまつわる不穏なうわさ話から始まるのでてっきりシリアスなやつかな~と最初は思ってたんだけど、ほのぼの日常まんがでした。

同級生の清水くん(表紙右)は図工の時間に盗み見た信楽くんの作品に惚れこんで、信楽くんと仲良くなろうとするのだけどちょいちょい空回り。話が進むにつれて、優等生なはずの清水くんのほうがむしろ落ち着きないのがバレてて微笑ましい。

信楽くんみたいな人、クラスに1人や2人はいたなーと思い出す。この漫画では、周りの人たちが過剰に茶化したりいじめたりせず、適度な距離感を探ってるのが何というか今っぽい。10人に1人は発達障害なんじゃね?とか言われてるこのご時世ですからね。

第5話、信楽くんの「わざとじゃない」の言葉に胸がきゅーっと痛くなる。どうか2巻以降、登場人物みんなが平穏に過ごせますように……。個人的には「魁」の書道バッグ持ってるクラスメイトが地味に好きw

どくだみといえば強烈なにおいで敬遠されがちだけど実は優秀な薬草らしいよね。変わり者扱いされてる信楽くんの隠れた才能とかけてたりするのかな〜。

『どくだみの花咲くころ』第1話の試し読みはこちら

連載化前の読み切り版との比較もおすすめです。

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