間が空いてしまったので、ウィークというよりマンスになっている! 勝手に伊藤潤二作品ウィーク第3弾です。
蔵書幻影
ホラーの登場人物、バカデカい屋敷に住みがち~!
五郎ちゃんはこれまで読んだ伊藤潤二作品の中では一番美形の男性キャラだと思う(個人の感想)。怪奇現象とかビックリとかバケモノとかではなくて、夫がひたすら気が狂ってく様をただ見守るしかない話なので、怖いというよりかはツラい感じ。
アニメ版の改変、非常によかった! 全体的に暗く切ない雰囲気だけどイケボでアクロバティックなパパに元気もらえる。
耐えがたい迷路
土着信仰ホラーかと思ったら、主人公のトラウマを利用した意外な着地でゾッとした。仏像の空気感もこわすぎ。画力のなせる技だなあ。
これは余談だけど、読んだ後に「即身仏」をなんとなく検索したらサジェストに「即身仏 山形 なぜ多い」と出てきた。日本全国で17体確認されてるうち、8体は山形県にあるらしい(さらにそのうち6体は庄内地方に集中)。そういえば即身仏とかミイラとかのたぐいって生で見たことないかも。機会があったら見てみたい。
いじめっ娘
oh…行き過ぎたキュートアグレッション。このオチって、本当におねえちゃんへの復讐になってるのんだろうか。新しいおもちゃ与えただけみたいになってるけど。
かわいい子どもがひどい目に遭う胸糞ストーリーではありつつも、中盤で出てくる猛犬の名前が「オニ」なのなんかじわる。アップの顔がアライグマみたいで地味に可愛い。
路地裏
オラこんな下宿先は嫌だ。勝手に高い塀なんか立てちゃって、路地を私有地化して怒られないんだろうか(教えて、法律に詳しい人)。引っ越す前には必ず「大島てる」とあわせてGoogleマップの航空写真もちゃんと確認しようね。
https://jhorrorpj.exhibit.jp/project2020.html
3年前には伊藤潤二と稲川淳二で『路地裏』の朗読会もやってたそうだ。 ダブル☆じゅんじ!
首のない彫刻
理解力が無さ過ぎて最初わからなかったんだけど、放課後残ってたふたりは石膏像にやられたっていう認識でOK? 岡部先生の個展開けなくて残念だなあ。
自分の作品によって命を落とすってどんな気持ちなんだろう。首を奪い合う石膏像、豆を奪い合う鳩みたいでちょっとかわいい。
これもフォートナイトコラボしてました。たしかにゲーム向きの趣ある。
てかここまで読んでみてやっと気づいたけど伊藤潤二作品マジで多いな!!!!?? 今回アニメ化したやつ中心に選んでるけど、一気に全部追うの多分難しいや……。なんかこれだけは読んどけみたいな作品あったら教えてください。ここまで感想メモってきた以外の作品だと『富江』と『よん&むー』は読んだ。
ホラー続きでちょっと食傷気味なので、つぎは一旦ギャグか他の作家の漫画を挟もうと思います。押忍。