【漫画感想】9~12冊目 伊藤潤二作品ウィーク②『屋根裏の長い髪』『四重壁の部屋』など【今日のまんが2023】

前回に引き続き、勝手に伊藤潤二作品ウィーク第2弾です。

四重壁の部屋

互須さんのキャラデザが強烈。なんで?何が目的?互須さんの資金源どこなの!?

公一のために作ったはずの四重壁の部屋、結局公一よりも双一に親切な仕様になってて笑う。ミンミンしやすいように部屋の外にハシゴまで付けられてるし。ミンミンハシゴ。

子どもの得意を伸ばす育児という点で、我々にも見習うべきところがあるかもしれない。公一はちょっと不憫だけど。

睡魔の部屋

伊藤潤二先生の漫画のなかでも初期の作品。 もうひとりの自分が現実世界に出てこないようにと、丸3日眠らずに睡魔と戦い続ける主人公。寝不足で気が狂ってるだけかと思いきや、そうじゃなかった。寝たら本当にヤバかった。

裏側の自分の出てき方がすご〜く気持ち悪くてイヤな感じ! 他の短編よりも動機が明確で、読後感スッキリ。メリーバッドエンドものは大好物です。

「眠気」って死と近くて怖いな~っていつも思ってるので(わたしって赤ちゃんなのかな)、ここをホラーと掛け合わせてる設定は個人的にすごくツボでした。

侵入者

この話読んでるとどうも眠くなってしまって、3回目くらいでやっと最後まで読めた。でも俺バカだからよぉ、話が完全に理解できなかった。侵入者はどっちなの? 話がちゃんと理解できたら追記すると思う。

とりあえず後で自分が読む用に「バミューダトライアングル」のWiki貼っておきます。

バミューダトライアングル – Wikipedia

なお、主人公の押切くんが登場する作品は、このほかにも5話あるとのこと(『首幻想』『生霊の沼』『ペンフレンド』『押切異談』『押切異談・壁』)。追えるかな~。侵入者にピンときてないから、後回しになるかもしれない。

屋根裏の長い髪

ホラーの鉄板ネタ、髪の毛!  

序盤は屋根裏のネズミに「家賃払え!」って言っちゃうお姉ちゃんに和むんだけど、そこから話は急展開。流血とか切断よりも、汚いものが髪の毛に絡まってる絵面の方が精神的にくる。屋根裏のシーンのぶち抜き1ページは本当に美しかった~。描き込みが神がかってる。

これも2000年に『首吊り気球』と一緒に実写映画化されてたのね。DVD化されてないので2023年現在、鑑賞手段は中古VHSのみ。U-NEXTあたりで配信してくれないかなあ。

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