【漫画感想】1冊目『血の轍(15)』押見修造【今日のまんが2023】

1〜2月と全然漫画の感想記録できていなかったので、ちょっとずつメモ。2023年1冊目は、1月末に出た『血の轍』の新刊でごわす。

感想 

前巻の感想はこちら


今回の15巻はママの過去の話がメイン。子ども時代から大人になり、一郎と結婚して、静一の母になるまでの流れが明かされてます。

ママはどんだけ壮絶な人生を歩んできたんだろうと思ってたら、いざ読み終わってみると肩透かし食らったな~というのが正直な感想。年をとって夢をあきらめたり、家族や義家族に恵まれなかったり、ワンオペ育児だったり……こういう過去や悩みを抱えてる人ってゴロゴロいる気がする。じゃあマッマはどうしたら救えたのかなって考えると、モヤモヤモヤ。

とりあえず、うまくいかなかった自分の人生を自分の子どもで挽回しようとすると破綻するのは間違いないよね〜〜。親から愛されなかった人間は、自分の子を正しく愛する方法をどこで学んだらいいんだろうって考えちゃった。

心の底から母を嫌いになれない静ちゃんの姿が見ていてつらかった。ママと真面目に向き合った先に幸せはあるんですか?ほかで幸せ探したほうがよくないですか??って私の心の中のひろゆきが言ってる。

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