那須旅行の帰り道、パーキングエリアに寄ってお夕飯を食べました。ちょっとヘンテコなうどんに出会ったので写真をアップしておきます。
羽生PAが異世界だった
「羽生」ってご存じ? 羽生善治じゃないよ。埼玉県の北東部にある地名で、読みは「はにゅう」です。埼玉出身のわたしにはわりと馴染みのある場所なんだけど、身近であるがゆえにわざわざ高速乗って行くような場所ではなかったんだよね。だからパーキングエリアに上陸するのは今回が初めて。クルマを降りたら異世界が広がってました。
えっ、江戸だ~~~! そう、羽生PA(上り)は、池波正太郎の『鬼平犯科帳』の世界観をモチーフにした建物になっているのです。
鬼平っていったらあれでしょ。あのー、さいとうたかをがコミカライズしてるやつでしょ。くらいの知識しか持ち合わせていないわたしでも楽しくなっちゃった(テーマパーク大好き人間)。羽生って水族館とイオンくらいしか娯楽ないと思ってたけど、こんなにいい雰囲気の場所があったなんて。
軍鶏鍋「五鉄」
建物の入口を入るとすぐに売店があって、その隣から飲食店が何軒か並んでいます。各々好きなお店で料理を注文して、席まで持ってって食べるフードコート形式です。ラーメンとかお蕎麦とか定食とか丼ものなんかはほかのPAでもよく見るよねって感じなんだけど、うなぎとか軍鶏鍋はレアな感じ。
お財布とお腹のコンディションと相談して、この日は鬼平ゆかりの軍鶏鍋屋さんをモデルにした「五鉄」っていうお店で食べることにしました。
今回食べたもの
って言っても軍鶏鍋屋さんなのに軍鶏鍋は食べなかったの。なぜならそれ以上に気になるメニューを見つけてしまったから!
ねぎ三昧五鉄一本うどん(1000円)
じゃーん! ソーセージマルメターノ!
じゃなくてうどんだよ~! これ見つけた瞬間わたし笑顔になっちゃった。うどんは太ければ太いほどいいって30年近くずっと思ってたし、まさかこんなに太いうどんに出会えるなんて思ってもいなかったから。SO BOLD……
「一本うどん」のネーミング通り、うどんは1本だけです。産経新聞の記事によると、うどんのスペックは幅2.5cm、長さ55cm、重さ225gだそうです。
この太さはさすがにすすれないよな~ってパクっとかじりついてしまったけど、「少しずつ箸で切りながら食べる」のが正解だったみたい(鬼平犯科帳で一本うどん大好物の木村忠吾がそう言っていたらしい)。確かにそのほうがお上品だ。お腹が減りすぎて野性の血が騒いでしまった。トホホ……
お味は甘めのつゆで、みたらし団子に近い感覚でした。麺は武蔵野うどんLv.100って感じ。わたしはこれ、めっちゃ好き!
薬味はネギづくし。フライドネギとノーマルネギと万能ネギ。深谷ねぎって地元近いからいつも贔屓目に見ちゃうんだけど、今回のうどんに関してはこんなにいっぱいは要らなかったかな~。次食べることがあったらノーマルの一本うどんにしよう。ごちそうさまでした!
1日遊びまわった後の寄り道だったのでこの日はサクッとごはん食べて帰っちゃったけど、次は明るいときに寄って売店も覗いてみたいな。鬼平ファンや江戸時代フリークの人ならもっと細かいところまで楽しめるパーキングエリアだと思いますよ。おすすめです!
店舗情報
店名:軍鶏鍋「五鉄」
所在地:埼玉県羽生市弥勒五軒1686 羽生PA(上り)内
営業時間:10:00~21:00(LO20:30)
Webサイト:https://www.driveplaza.com/special/onihei/annai/01-gotetsu/